シュマワ山脈にある「熊の道」
熊の道はリプノダムより北西部のシュマワ山脈にあるハイキングルートの1つです。なぜこの名称になったかといいますと、1856年にシュマワ山脈で野生の熊が狩人に撃たれ、現在そこに記念碑が置いてあるからです。この熊の道のハイキングルートは黄色のマーク( )で示され、道沿いには周辺で見る事ができる植物や野生動物のことを説明している掲示板が設置されています。
何通りかの行き方がありますが、電車を使用する方がチェルニークジージュ(Černý Kříž)駅から黄色のマークされた14キロメートルの長い熊の道を通り、オヴェスナー(Ovesná)という駅まで行きそこから再び電車で戻ることをお勧めします。
14キロメートルもありますが途中に「竜の頭」、「岩のお城」、「ジンジャーブレッド」と言った様々な造形の岩や谷、またイェゼルニー湖や眺望のいい場所等があり、このルート全体は綺麗なシュマワ山脈の森を通るので、実際に歩くと時間が経っているのに気づかなくなり駅まで着くでしょう。途中にはイェレニーヴルヒ(Jelení Vrchy)という村落があり、そこには地元の方がこじんまりした家でレストランを開き伝統的なチェコスープ、パンケーキ、ソーセージ等を作っています。またイェレニーヴルヒではシュワンツンベルスキー用水という20世紀60年代まで木を運搬の為に使われていた用水や小さな博物館を訪ねることができます。
アクセスは冬では一部をクロスカントリー用のスキーを入って通れますが、それ以外は徒歩しかなく自転車に乗って入ることは禁止されています。また熊の道の殆どは森を通る自然にできた道で登り坂もありベビーカーを押しながら歩くことができないので、ご注意ください。